結婚指輪の歴史とデザイン
永遠の愛を誓う証として結婚指輪は存在します。まさに女性の憧れの象徴であり、そのデザインも様々です。その始まりをひも解くと結婚指輪の歴史は古代エジプトにまで遡ります。この時代には石や貝殻を用いて、指輪として使用していたようです。
そして結婚指輪を左手の薬指にはめる行為にも重要な意味がありました。人間の機能の中心である心臓と左手の薬指を流れる血管が繋がることから、お互いの愛を心から示すために左手の薬指にはめるという風潮が広まったようです。その後13世紀にはヨーロッパ各地で結婚指輪を交換する風習が一般的に広まりました。日本ではこの風習は江戸時代後期に浸透してきたといわれています。
長崎に居住するオランダ人の影響によるものだといいます。また古代キリシャの時代には男性達が愛の証として、指輪に熱い思いを刻印したりする行為が始まりました。中には愛しい女性の名前を愛の証として刻み込む男性もいたようです。このような行為の延長に、今でも受け継がれるイニシャルの刻印があるといいます。
指輪のデザインも歴史と共に様変わり、2世紀のローマ時代には金や銀を用いたデザインが誕生しています。18世紀には宝石の石のカラーで愛のメッセージを意味した指輪がブームとなりました。今でも誕生石に合わせた宝石をモチーフとする風習があるのは、こうした指輪がきっかけとなっているようです。こうした歴史を経て現在では宝石やリングの材質も多種多様でデザイン性も高く、オリジナリティの溢れる結婚指輪が豊富にあるのが特徴です。